江東区を拠点に活動する社会福祉法人ゆめグループ福祉会の運営する「リサイクル工房サラエ」。就労継続支援B型という障害を持った方が仕事を提供する場所です。
詳しくはこちら⇒http://yumegroup.or.jp/sarae.htm
私達はイーチャリティプロジェクトを通じて、一緒に社会に関わっていく事ができるのではないかと考えて、お仕事をお願いすることにしました。
そのお仕事とは「タイヤの再生」です。
自転車を整備する時に一番時間がかかる作業の一つが、実はタイヤを蘇らせる工程です。
私達の元に集まってた電動自転車から、修理が必要なタイヤをまとめてサラエさんに運び、出来上がった美しいタイヤを引き取ります。
引き取ったタイヤは、自転車整備士による最終検査を経て、整備される電動自転車に組み込まれていきます。
真剣な顔で仕事に集中されています。
最初は自転車整備士からの指導を受けながら少しづつタイヤの数を増やしていましたが、ひと月もたたないうちに仕事を覚えてしまい、「再生するタイヤがなくなりました」と連絡が入る事もあるそうです。
サラエさんが取り組んでいる仕事の中で、このタイヤ再生は人気だそうで、取材に伺った時も、皆さん楽しそうに作業されていた姿が印象的でした。
タイヤ再生以外にも仕事の幅を増やしていきたいという声も出てきています。
この流れが、子育てママ、訪問看護、介護等、私達が積極的に支援している「生活の足」を支える意味のある仕事として、少しづつ広がっていけば嬉しく思います。
仕事の種類や内容ではなく、「自分の仕事が社会の中で役に立っているという実感」が、生きる上でとても大事なのだと強く感じた一日でした。